【河合貴子の大原なう】ホーム埼スタで、勝利して準決勝へ!<森脇、那須、宇賀神、李、関根、啓太コメントあり>(2014/9/7)
ハードワークで勝利を目指せ!ナビスコ杯第2戦 vs広島
今にも雨が降り出しそうな空模様に、大原の練習場の照明がピッチを照らす午後4時すぎ、ミーティングを終えて選手たちがピッチに姿を見せた。アップの最中にポツポツと降りだした雨は、練習の終わりごろには止み蒸し暑さよりも涼しさを感じた。アップ後、平川忠亮せんしゅは、コンディション調整のために別メニューとなった(平川選手のコンディション調整については、レッズ魂のコラムを参照して下さい)
ハーフコートでの紅白戦は、ビブ組は、GK加藤、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部、鈴木、梅崎、李、柏木、FW興梠。ビブなし組はGK岩舘、DF濱田、永田、坪井、MF関根、山田、青山、関口、マルシオ・リシャルデス、矢島、FW阪野のメンバーに分かれて行なわれた。ビブ組みは加藤順大選手から「バランス!バランス!」となんども声が掛かる中で、攻守の切り替えがしっかりと出来ているように感じた。特に動きの中で目についたのは、ビブなし組みが前線からプレスをかける中、プレスを上手くいなして、大きなサイドチェンジや斜めにボールを動かし、走り込む動きが見えた。
森脇「目の前の相手には絶対にやられない」
アウェーの広島で高萩洋次郎選手と激しいバトルを繰り広げた森脇良太選手は「洋次郎は、前を向かすと危険だし、アイディアが出せる選手。バチバチとやるのは広島のユースの時からだ。次の埼スタでもバチバチとやり合うシーンは見られるよ!激しく行って相手の自由を奪いたい。目の前の相手には絶対にやられない」と広島の攻撃の起点となる高萩選手に厳しいマークに行く構えを見せた。そして「大事なのは、球際の闘い。球際に勝てば優位に進められる。セカンドボールをどれだけ拾えるかがポイント!気持ちで相手を上回る」意気込んだ。
那須「受けてはダメだ」
第1戦をコンディション調整のために欠場した那須大亮選手は「引き分けで進めたことは、ポジティブに捉えている。明日は、やることがはっきりしている。勝たないと(準決勝へ)上には上がれない。我慢と継続が大事。あとは、アグレッシブに90分間どれだけ走れるかだ。中盤を助けるためにも、ディフェンスラインコントロールして、コンパクトにする。ゲームの入りで、受けてはダメだ」とハードワークでチームを支える。
宇賀神「チャンスに決める」
宇賀神友弥選手は「この前の試合は、自分たちが良くなかった。あれだけ悪くて0-0で終わることが出来たのは良かった。気を引き締めていける。相手は、ワイドのところで起点を作って来るから、対面の選手には絶対負けない。ボールを奪って、パスを出したあとに動ければ数的優位になれる。あとは、チャンス(ゴール)は来ると思うから決める」と高い位置でインターセプトしてゴールを狙う。
李「絶対にゴールを決める」
アウェーの広島で決定的なチャンスでゴールポストに嫌われてしまった李忠成選手は「結果を求めてやって行きたい。絶対ゴールを決める!試合は180分で決まる。アウェーゴールを決めるチャンスがあったのに・・・決められず悔しい思いをした。いつも通りにボールを回して、相手が喰い付いて来たら仕掛ける」と虎視眈々とゴールを狙う。
ミシャ監督「相手より運動量を上回ることが大事」
ミシャ監督は「明日は、後半がスタートとする。前半はアウェーで0-0だった。明日、我々が勝利することが勝ち進む条件だ。勝利してくれることを、選手たちは実現してくれる。相手より運動量が上回ることが大事なポイントだ」と話した。
関根「怪我は問題なし!」
アウェーの広島でミキッチと激しく遣り合い左膝を打撲し昨日は別メニューであった関根貴大選手は、ビブなしチームで縦に早い仕掛けるプレーが見られた。「順調です。大丈夫!全然問題ないですよ」笑みが零れ、「ミキッチが疲れている状況で、自分はフレッシュだったから上手く対応出来たと思う。こないだは、余り攻撃的でなかったから、守備だけでなく、攻撃的に行く」と怪我の状態も心配ないようだ。
第1戦、悪い流れの中でもチャンスにアゥエーゴールが決められず0-0の引き分けに終わった。だからこそホームの埼スタで広島にゴールを許す訳にはいかない。ホームで広島にきっちりと勝利を収めて準決勝へ駒を進めたいところだ。
今日のイチオシ!「鈴木啓太」
ハーフコートの紅白戦に、豪快なミドルシュートを決めて練習を終えた鈴木啓太選手!前からプレスをかけるところ、退いて守るところの判断も良く、中盤でチームのバランスを上手くコントロールする動きが冴えていた。鈴木選手は「相手のアウェーゴールを恐れるのではなく、ゲームを進める中で失点をしない。セカンドを拾うこともハードワークすることも大事。闘うことは、基本!同じシステムで遣っているので、1対1のマッチアップに勝てれば数的優位が出来る。相手は、自信を持って遣って来るから、上手く奪えればチャンスになる。とにかくゴールは必要。みんなが、ゴールに向って行く中でリスクマネージメントもポイントだ」と話した。明日、中盤から攻守において周りとのバランスを考えて勝利を掴み取る。