浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】速攻と遅攻のメリハリをつけて清水を崩せ!<興梠、李、青木、直輝、ミシャ監督コメントあり>(2014/9/12)

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浦和らしく清水戦を闘う!

爽やかな秋空の下で、9月12日午前10時から清水戦に向けた練習が行われた。昨日、別メニューだった宇賀神友弥選手も元気な姿でチーム合流をした。

45分ほどアップを行なった後、約10分×2本のミニゲームが行なわれた。ビブ組みは、GK西川、DF槙野、那須、森脇、MF関根、阿部、鈴木、梅崎、柏木、李、FW興梠。ビブなし組は、清水の天皇杯(9月7日対FC東京戦)の布陣を意識して、GK加藤・岩舘 DF濱田、永田、坪井、MF宇賀神、青木、平川、関口、山田、FWマルシオ・リシャルデス、阪野と3-5-2のシステムで対戦した。

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守備に関しては、興梠慎三選手に対して永田充選手が、李忠成選手に対して濱田水輝選手が厳しいマンマークをしていた。マンマークを外す動きで下がったり、横にずれるなど相手DFが捕まえ辛い動きをしていた柏木陽介選手に関しては、坪井慶介選手と青木拓矢選手がマークの受け渡しをしていた。そのため、ビブ組みの中盤にスペースが出来て、阿部勇樹選手と鈴木啓太選手がお互いのバランスを見ながら、前線を追い越す動きやミドルシュートを狙うシーンが見られた。

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ただ、阿部選手がボレーシュートを放った時に、座り込んでハムストリングをしきりに気にしていた。その後、何事もなかったように練習をしていたが、肉離れなど大事に至らなければ良いと思う。

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興梠「最後の所で決める」

ペトロビッチ監督からハグされながら「陽介(柏木)にパスを出さずにシュートだっただろう!?シュート撃て!」と言われた興梠慎三選手は、思わず苦笑い。「良いところまでボールを繋げている。最後のところを決めるのが課題。清水のDFは、しつこく付いて来るから、スペースが空ける動きを自分がすれば、シャドーがDFの裏に飛び出すことが出来ると思う。俺がポストでボールを貰いに行ったら、チュン(李選手)が裏を抜けられると思う。チュンと俺は、結構タイプが似ているから、どういう動きをするかが分かる。ふたりの動きが重ならないことが大事。清水は、ノヴァコビッチが出てくれば、高さがあって恐い。そこをしっかりと潰せば勝ち点3が獲れる」と味方を生かす動きからゴールを狙う構えを見せた。

李「実戦形式で手応えを掴んできている」

今週はずっとシャドーの一角で興梠選手と柏木陽介選手とコンビネーションを高めて来た李忠成選手は「暑くなくなり、やっと動けるようになった。馴染むのに時間が掛かっているけど、実践形式(ミニゲーム)で手応えを掴んで来ている。慎三とFWのところを流れの中で代わったり出来れば良い。試合は練習と直結していると思う」と前線の3人のコンビネーションを心掛けて練習して来た成果を明日の清水戦で見せたい。

青木「途中から出ても上手く流れに乗りたい」

阿部選手が、ハムストリングに不安を抱える状況を踏まえて青木拓矢選手は「自分が試合に出るとしたら、途中からだから、上手く試合の流れに乗っていきたい。勝っている時、負けている時の状況をアップしながら試合の流れ見て、相手の配置や味方のポジショニングを見て考える。中盤にスペースがあると思うから、周りを良く見ながらって感じです。清水は、チョコマカしている選手が多い」といつでも行ける準備をして出場機会を待つ。

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ミシャ監督「清水はアグレッシブなチーム」

ペトロビッチ監督は「清水は、直近の2試合は良いゲームをしていた。若い選手が多く、運動量があり、アグレッシブさがあるチームだ。ノヴァコビッチが出場すれば、高さがある。あと2人が180㎝で高さがない。高さは我々のアドバンテージだ」と話した。

清水は、退いて守ってカウンターを狙ってくる可能性が高い。どんな状況下でも、冷静に我慢強く、昨日の練習のように速攻と遅攻のメリハリをつけながら清水を崩してゴールを決めたい。アウェーの清水でしっかりと勝ち点3を奪って首位をキープしたいところだ。

今日のイチオシ!!「山田直輝」

山田直輝選手のプロ初ゴールは、2009年4月29日清水戦であった。試合が行われた場所は、エコパである。山田選手本人ももちろん忘れてはいない。「エコパでの試合は、僕の初ゴール!個人的には良い思い出のあるスタジアムだ」と嬉しそうに笑った。「相手がどこであれ、浦和のサッカーをしないといけない。清水は、新しい監督になって走るイメージがある。相手に走り負けたらダメだ。運動量は、最近、公式戦を遣ってないから自信があるとは言えないが、自分が試合に出ている時間は遣る!清水が、マンマークしてきたら、浦和は1対1での能力に負けている選手はいない。全部嵌めてきたらラッキーです。自分は、マンマークを外す動きで誰かに助けを求めていきますよ。身体は動くから、あとは試合勘とボールフィーリングをもどして行けたら良い」と話し、「ベンチに入らないと試合に出るチャンスが無い。入るようにしたい」と身を引き締めた。山田選手は、居残り練習で大きなサイドチェンジを何度も何度も練習をしていた。明日、山田選手の大きなサイドチェンジするプレーが見られること、そして想い出の地エコパで復活のゴールが決まることを祈って、今日のイチオシは、山田直輝選手だ!!

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