浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】中2日の新潟戦を総力戦で挑む!<青木、槙野、那須、梅崎、ミシャ監督コメントあり>(2014/9/22)

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総力戦で新潟に挑み、首位キープだ!

天高く、選手たちの声が響く爽やかな秋空となったが、28℃と夏の残りを感じる9月22日、ミーティングを終えて午前11時から新潟戦に向けて試合前日練習を行なった。

チームの中で一番激しい上下運動を求められるサイドの宇賀神友弥は、アップのみで別メニューのコンディション調整。平川忠亮は、室内でコンディション調整を行なった後に、屋外で軽くウォーキングで身体を動かした。

中2日で迎える新潟戦とあって、ハーフコートのミニゲームも10対10の5分×2本と軽めで練習を終えた。

ビブ組は、GK西川、DF槙野、那須、森脇、MF阿部、青木、梅崎、柏木、李、FW興梠。攻撃の時は、槙野智章選手が高いポジションをとり、青木拓矢選手と阿部勇樹選手がお互いの動きを見て、どちらかがDFラインに入ってバランスを取っていた。ビブなし組は、GK加藤・岩舘、DF濱田、永田、坪井、MF関根、鈴木、関口、山田、マルシオ・リシャルデス、FW阪野であった。

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柏戦に出場したメンバーを中心に構成されていたビブ組は、やはり疲労が溜まっているようで、全体的に動きが悪かった。逆にフレッシュなビブなし組は、前線からアグレッシブな守備を嵌めて、ビブ組みの攻撃の起点となる縦パスを潰すシーンが見られた。ビブ組のボールの失い方が悪く、マルシオ・リシャルデス選手や鈴木啓太選手にミドルシュートを決められてしまった。また、ビブ組の左サイドのポジションチェンジで空いたスペースを、マルシオ・リシャルデス選手が狙い澄ましたパスを出すと、関口訓充選手が走り込んで見事にゴールを決めた。ビブ組の疲労を考えると、ビブなし組がゲームを支配するのも致し方ないと感じた。

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青木「運動量が大事」

スタメンの可能性がある青木拓矢選手は「スタメンで入る方が、一気にゲームの感じを味わえる」と笑みを浮かべて「中盤のバランスとリスク管理、ゲームの状況を上手く見極めてやりたい。新潟はアグレッシブに前から嵌めてくる(守備)顕著に現れるチーム。運動量が大事。同じ形のシステムを新潟がしてくるなら、今の浦和の方が絶対に上!」と自信たっぷりに話した。「先制点が入れば波に乗れる」と話す青木選手に、「ミドルシュート狙って行く?」と尋ねると「俺は、良いでしょ。チームが勝てれば良いですよ」と照れ笑いしながら、チームのバランスを心掛けてプレーする姿勢を見せた。

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槙野「アグレッシブな守備から我慢強く闘って行く」

槙野智章選手は「僕は、連戦は良い。中2日ですが、良いリズムだ」と話し「新潟は、我慢強いチーム。それ以上に、我慢強く闘いたい。チームは、得点は獲れているが、守備の方が良いゲームプランが描けている。しっかりした守備からが、明日のテーマだ。新潟は、前節の広島との対戦でファーメーションを広島に合わせていたが、上手く行っていなかったから、どう出てくるか?とにかく、受け身にならないことが大事だ」とアグレッシブな守備から我慢強く闘って行く。そして、「アウェーに来てくれるサポーターに勇気付けられる。しっかりと結果出して、みんなで良い笑顔で帰ってきます」と勝利を誓った。

那須「倒れるくらいやらないとね」

前節の柏戦で先制点を叩き込んだ那須大亮選手は、練習中に左足ハムストリングを気にするしぐさを見せたが、大事には至ってないようだ。那須選手は「相手も中2日。条件は、変わらない。自分たちがどれだけ質の高いサッカーが出来るかだ!ハードワークすれば、自ずと結果は付いて来る。新潟は、前から嵌めて来る印象があるが、そういう相手にこそ力が発揮出来る。まぁ~前から来ようが、ブロックを作ろうが、こちらはバランス良くやれば良い。攻撃の時に、ボランチを含めて一回やり直した時に、足が止まっていたらパスの出し所がないが、全体の動きだしがあれば、相手の穴が開く。それが出来れば良いと思う。今は、目の前の一戦を勝ち抜く!情熱を注ぐ。倒れるぐらいやらないとね」と試合に懸ける熱い思いを話した。

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ミシャ監督「自分たちのベストをゲームでぶつける」

ミシャ監督は「これまで新潟とは、きわどい対戦をして来た。中2日の連戦は、タイトであり厳しい。我々のサッカーは、運動量がベースになっている。連戦で、運動量に難しさがある。これまで良い流れできているから、自分たちのベストを明日のゲームでぶつける。明日、良い形で終わるようにしたい」と運動量に不安を抱えながらも、勝利を目指す。

柏木陽介選手は、居残りランニング、青木選手と濱田水輝選手は大きなサイドチェンジのボールを蹴り合い、関口訓充選手はボールの感触を確かめるように、ハイスピードでドリブルを行ない、槙野選手は負荷をかけたランニング、山田直輝選手や李忠成選手、関根貴大選手はシュート練習とそれぞれが自分の課題に取り組んでいた。

ターンオーバーを視野に入れて、試合前日練習を行なった浦和は、総力戦で新潟に打ち勝ち、首位をガッチリとキープしたいところだ。

タカネェの今日のイチオシ!「梅崎司」

柏戦出場メンバーを中心に構成されていた疲れの見えるビブ組みの中で、やはり一際コンディションが良く輝いていたのは、梅崎司選手であった。

右サイドでスタメンの可能性が高い梅崎司選手は「新潟は、アグレッシィブなチーム。まずは、集中して立ち上がりから、こちらもアグレッシブに入る。相手の勢いに飲み込まれないように、縦に早い攻撃を仕掛ける。早い時間帯に点が決まれば理想的だ。守備は、オーガナイズして受け身にならない。久しぶりにサイドで出場するかも知れない。対面の相手に負けない!」と攻撃的に闘う姿勢を見せた。そして「みんなよりもコンディションが良いのは、当たり前!最初から飛ばして走る!」と意気込んだ。久しぶりのサイド出場の梅崎選手に期待を籠めて、今日のイチオシだぁ!!攻守に渡り、豊富な運動量と中に切れ込みシュートを放つ!

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