浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】明日頂上決戦・ガンバ大阪戦へ!興梠ベンチ入りか?<興梠、青木、啓太、関根、槙野、梅崎、ミシャ監督コメントあり>(2014/11/21)

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いざ!!頂上決戦へ

澄み切った青空が広がった11月21日。頂上決戦となる大一番のG大阪戦に向けて、午後1時半から練習が始まった。

昨日と同様に興梠慎三選手もアップから加わり軽快な動きを見せていた。そして、アップ終了後に行なわれたハーフコートのミニゲームで、最初の1本だけ興梠選手が加わり、11対12で行なわれた。

ビブはGK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部、青木、関根、梅崎、柏木、FW李。G大阪の布陣を意識したビブなし組はGK加藤・岩舘、DF濱田、永田、坪井、平川、MF関口、山田、鈴木、矢島、興梠(1本のみ特別参加)、FWマルシオ、阪野。

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ビブ組は、DFラインを高く保ち、5DFでブロックを形成する守備と前線から嵌めこむ守備を判断良く使い分けていた。特に、DFラインと中盤との距離間が良く、ボールを奪ってからリズムの良いテンポの攻撃シーンが見られた。

ミシャ監督からは「サイドのオープンスペースを良く見ろ!」と言う指示が飛んだ。縦パスを入れて、落としからサイドを使ってゴールも決まった。ビブなし組の激しいプレスにも拘らず、ビブ組は中からも外からも崩すことが出来た。守備面では、DFラインの裏を狙われるシーンもあったが、西川周作選手や那須大亮選手が中心となって安定した守備が見られた。

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G大阪に浦和が勝てば、浦和のJリーグ制覇が決まる大事な一戦だけに、チケットも既に完売している。多くのファン・サポーターの後押しを受けて、頂上決戦で優勝を勝ち取りたい。浦和を愛する人々と共に闘い、共に栄光に輝く至福の時が待っている。最後の笛がなるまで、共に闘おう!!

興梠「この試合のメンバーに入れないのは悔しい」

ミニゲーム1本だけの参加で少し物足りなさそうな雰囲気を醸し出して、別メニューをこなした興梠選手は、練習後「この日(G大阪戦)のために調整をして来た。この試合のメンバーに入れないのは、悔しい。これで、サッカーが出来なくなっても良い」と真剣な表情でメンバー入りを志願した。

練習後に興梠選手と話しあったペトロビッチ監督は「慎三は、怪我をして長く休んでいた。フィーリングは悪くないので、少しトレーニングに参加させた。練習後に、彼と話して状態を聞いた。最終的に大事なのは、本人のフィーリングだ。もしかしたら、明日、ベンチにいる可能性はある」とニヤリと笑った。

青木「残留争いより優勝争いの方が楽」

中断期間、ずっと阿部勇樹選手と組んでボランチを務めていた青木拓矢選手は「(遠藤)自由にするとリズムを作られてしまう。コンパクトに闘うことが大事になってくる。ガンバは、攻撃に色々なタイプの選手がいる。それが噛み合ったら凄く強いと思う。中盤のシステムもいろいろあるが、4-4-2の方が良い形が作れていたと思う。まぁ、残留争いの方が気持ちがしんどい。優勝争いの方が、楽かなぁ?!」と笑い、自身初の優勝争いを楽しんでいるようだ。

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啓太「選手冥利につきる一戦」

8年前の優勝メンバーだった鈴木啓太選手は「自分たちが、自分たちの良さを出して勝つ!!良い準備から、良い攻撃がポイントだ。今シーズンは、リスクマネージメントが出来ていると思う。こういう機会(頂上決戦)は、少ないし、フルで(満員)埼スタに入って舞台は整っている。浦和に関わるスタッフやサポーターの思いを背負い、責任感をもって闘う!感謝の気持ちを持って闘う!」と気合を入れた。そして、「2006年を思い出すなぁ~」と懐かしいそうに当時を振り返り「期待と不安が入り混じって迎えるのは選手冥利に尽きる」と話した。

関根「ヘディングシュートが決まるかも」

関根貴大選手は「今日の練習では、良いイメージで出来た。けど・・・。マリノス戦の時もそうだったが、練習で出来ないことを試合で出来るのが、僕なんで・・・。あぁ~良いクロスとか明日が良かったなぁ」とボヤき「あっ!ヘディングシュートが決まるかも?!」と笑顔が戻った。「途中からでも試合に出たら、強い気持ちを持ってやりたい。空回りしないようにしないと。6万人入るスタジアムなんて、緊張感ある試合になる。悔いの残らないようにしたい。G大阪は、勢いがあるチーム。ナビスコカップの決勝でも0-2から逆転出来るチームだ。楽しもうと思ったら、良いプレーが出来る。雰囲気もあるし、どれだけ良い準備が出来るかだ。何が起こるか分からないが、結果に繋げる」と気合を入れた。最後に「僕、ビールかけ出来ない」と優勝したあとのことを考えているのも、いかにも関根選手らしかった。

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槙野「サポーターのパワーが僕らに届いている」

槙野智章選手は「良い準備が出来ている。ここまでこれたのは、一人一人がハードワークしてきたチーム全員の力。総力戦で結果を出せれば良い。今シーズン、G大阪戦で自分のゴールで始まったから、自分のゴールで終わらせたい。G大阪に対しては、時間とスペースを与えてはいけない。危険な選手が多すぎる。DF陣が、我慢してボールにプレッシャーを掛ける」と我慢強く闘いながらもゴールを目指す構えを見せた。「太鼓が復活して、肩組んで揺れる歌をみんなで歌い。選手の入場のシーンで、選手たちを奮い立たせてくれる。サポーターのパワーが僕らに届く。勝利の笛が鳴った瞬間に、走れないぐらいの喜びを見せたい」と全力で勝利に向って闘う。

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ミシャ監督「サポーターの数が日本一多いチームが、チームとしても日本一になる」

ミシャ監督は「G大阪戦にむけて「明日のゲームは、我々にとって、2試合残して優勝が決められるゲームである。明日のゲームは、人々の関心を集める。約6万人がつめかけるゲームで感情のコントロールが難しい。自分たちのやり方を確認して、落ち着いて闘うことが必要だ。G大阪は、攻撃的な素晴らしいチームだ。ハードなゲームになる。良いゲームをして、勝利を全員で掴み獲りたい」と身を引き締めて話した。「クラブもチームもサポーターも、今シーズンは厳しい時期を乗り越えて来てここにたどり着いた。タイトルを手にすることがあれば、共に闘ってきた成果だ。サポーターの数が、最も多い日本一だ。チームとしても日本一になる」と浦和を愛する人々と共に日本一を目指す。

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タカネェの今日のイチオシ「梅崎司選手」

浦和のエンブレムを胸に刻んで闘う選手全員!!と言いたいところだが・・・。ミニゲームでハットトリックを決めた梅崎司選手!梅崎選手は「動き方の確認をした。中からでも崩せたし、外からでも崩せた。良いテンポで、良いイメージが出来た」と笑みが零れた。「ガンバ戦は、気持ちと気持ちの闘いだ。どちらが勝ちたい気持ちが強いかと、冷静に対応出来る判断も大事。ガンバは、攻撃力が魅力的なチームで、攻撃のパターンがいくつもあり、遅攻も速攻も出来る。縦に早い選手もいる」と警戒したが、強い気持ちと冷静な判断でゴールを目指す姿勢が、今日のミニゲームで表われていた。

 

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