【河合貴子の大原なう】石原が1トップを務める<石原、興梠、岡本、柏木、宇賀神コメントあり>(2015/3/12)
今日のイチオシ!!「石原直樹選手」
今日のイチオシは、ビブ組で1トップを務めた石原直樹選手だ!!石原選手は「楔に入るタイミングと落としの質を意識して練習した」と話すように、落としのボールも味方の位置や次へ展開を考えてプレーをしていた。ズラタン選手や李選手、興梠選手と1トップを務める選手が怪我をしてしまい、キャンプではやっていないポジションであるが、周りとコミュニケーションをとりながら上手く合わせているように見えた。しかし、石原選手本人は「チームのイメージの中でやるのか、僕の動き出しに合わせるのか、僕があわせるのか・・・。上手くいかなくてもイメージを切り替えて恐れずにやっていく。湘南戦の1トップのフィット具合は、50%ぐらいかなぁ」ともっとコンビネーションを上げていく構えを見せていた。そして、山形戦に向けて「山形は、中とサイドを固めてくる。数的優位を狙って揺さぶりながら仕掛けたい。全体的にコンパクトにして、湘南戦のようにボールを奪った瞬間に前へ行く。走力で負けない!」と豊富な運動量で相手DFを翻弄する。石原選手のオフザボールの動きに注目して欲しい。
興梠「ちょっとクラクラする」
湘南戦で負傷した興梠慎三選手はフルメニューをこなしたが、練習後「鼻は大丈夫!首が・・・。ちょっとクラクラする。気持ち悪い。たぶん大丈夫」と話し、足早にロッカールームへと下がって行った。
岡本「肩にまだサポーターが必要」
左肩脱臼で別メニューであった岡本拓也選手は、昨日から完全合流した。「今日の練習も楽しかった」とサッカーをみんなと出来る喜びを噛みしめていた。そして「同じフォーメーションだったから、マンマーク気味になりました。まだ肩にはサポーターで固定されているから動きに制限がある。しばらくは、サポーターを付けて練習をする感じです。相手を左手で押さえる動きは、まだ恐いかなぁ。取りあえず、全てのメニューをやり切れた」と笑みが零れた。
柏木「自分が出るかは分からない。」
コンディション調整のために湘南戦を回避した柏木選手は「中国戦に向けて調整中です」と言いつつ「今シーズンは、ずっと身体は軽いよ。キャンプに遅れて入って(軽い肉離れ)、3連戦は、正直しんどかった。疲労が抜けてだいぶ楽になった」と話した。そして、山形戦について「最初は、相手がどう出てくるか様子見かなぁ?!でも、自分が出るかどうか分からない。普通に良い動きは出来ているけど、良いメンバーがいるし、相手の出方でメンバーを代えれば良いと思う。山形は、湘南みたいにブロックを作って、ロングボールを入れてくる。自分の上をボールが超えて行くから、俺は必要ないかなぁ・・・。でも、俺は常に良い準備はしている。山形戦は、難しい試合になると思う。俺は、やり辛さを感じるかな。(試合に出場するかしないか)0か100だと思う。途中出場はない。チームとして良い雰囲気になってきたし、勝ちは大事だ。個人的には、年間のチャンピオンになりたい。全部優勝したい。リーグは良いスタートが出来た。その勢いに乗っていきたい」と話した。
宇賀神「ギシさんからゴールを決めたい」
今、チームで一番乗っている宇賀神友弥選手は「山形は、湘南に(チームとしての闘い方が)近いと思う。走って闘うチームで、それ以上に守備がしっかりしている。こないだの湘南戦の走力+守備+セットプレーがあるチームだ。良いキッカーがいて、試合の流れを持って行く。ホームで勝つのは、チームとして勢いがつく」と話した。そして、元チームメイトの山岸範宏選手との対戦を楽しみにしているように「僕が浦和に来てから、一番お世話になった先輩。ギシさんからゴールを決めたい気持ちがある。ギシさんも相当、気合が入っていると思うが、ギシさんと言えども止められないシュートはある!!ハードワークをすれば、ゴールは生まれる。ギシさんが、悔しがる姿を見たい」と話した。山岸選手から受けた御恩を、成長の証としてゴールを決めたい。