浦和フットボール通信

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【河合貴子の大原なう】F東京戦に向けて入念な調整を行う(2015/10/21)

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残り3試合、FC東京戦に向けて

夏芝から冬芝へと切り替えが行なわれているA面のコートは、使用が待ち遠しいほどグリーンのピッチが広がり、傍らの落ち葉が時の流れを告げていた。薄曇りとなった10月21日、少し肌寒い中でアップが始まった。大一番となったG大阪戦の敗戦を払拭するように、アップの通称“鳥かご”のボール回しから選手は心地良い汗をかいているようであった。

アップ後、恒例のミニゲームが始まる前に、ミシャ監督が興梠慎三選手に動きに関しての確認を行なっていた。ビブ組は、GK西川、DF槙野、那須、森脇、MF宇賀神、阿部、柏木、梅崎(関根)、武藤、興梠、FWズラタン。ビブなし組は、GK大谷・福島、DF永田、岡本、加賀、MF橋本、鈴木、青木、平川、高木、李、FW石原。

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なお、関根貴大選手と斎藤翔太選手、茂木力也選手、岩舘直選手は天野コーチ指導の下で、パス交換のタイミングからサイドに張った関根選手へと展開して、関根選手のクロスに合わせてシュートを撃つ練習を行なっていた。もちろん、ゴールを死守していたのは、岩舘選手であった。

1本目、立ち上がりから主導権を握ったのは、ビブなし組であった。高木俊幸選手が左のバイタルエリアのスペースに上手く流れてクロスを入れるシーンが見られ、サイドを上手く使う展開を仕掛けていた。

加賀健一選手のインターセプトから、大きく橋本和選手へと展開し、橋本選手のアーリークロスを李忠成選手がゴールファーサイドに走り込んだ高木選手に合わせてクロスを送りビブ組みのDF陣に揺さぶりを掛けた。李選手のクロスをファーサイドで高木選手がシュート!しかし、ここは西川周作選手が好セーブに阻まれ、そのこぼれ球を青木拓矢選手が豪快なシュートを放ち、ビブ組のゴールへと襲いかかった。

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「もっと、早くボールを動かせ!!」と槙野智章選手からビブ組の仲間に檄が飛ぶと、早いテンポで阿部勇樹選手から梅崎司選手へ、梅崎選手のクロスに興梠選手がヘッドで飛び込むシーンが見られ、徐々にミニゲームの流れがビブ組みに傾き始めた。

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また、ワントップのズラタン選手の積極的な前プレスからクリアーボールを拾った武藤雄樹選手がシュートを放つシーンもあった。森脇良太選手が起点になり、ズラタン選手にポストプレーから武藤選手がゴールを狙ったり、またビブなし組の守備を崩せないと見ると一端ボールをDFラインまで下げて、我慢強くボールを回しながらビブなし組の守備のズレが生じるような動きをしながらチャンスを覗っていた。

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2本目が始まる前に、関根選手がミシャ監督に呼ばれて梅崎選手と交代。また、興梠選手とズラタン選手が話し合ったり、阿部選手と宇賀神友弥選手、槙野選手が1本目の反省点を口にしながら動きの確認を行なっていた。

すると、2本目は立ち上がりから主導権を握ったのはビブ組であった。右バイタルエリアの深い位置に興梠選手が流れてクロスを送ると、ズラタン選手がゴールを狙う振りでDFを引き付けた所を武藤選手が飛び込んだシュートがゴールに突き刺さった。また、縦パスを受けたズラタン選手が柏木選手へ、柏木選手がサイドに振ると見せかけて、阿部選手へ落とし、阿部選手がDFの裏を突く動きの興梠選手へとワンタッチの早いパス回しから鋭い攻撃の形を見せていた。

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主導権を握られてしまったビブなし組であったが、DFラインを押し上げてボランチの鈴木啓太選手と青木選手が上手くバランスを取りながら攻撃を仕掛けて来た。

平川忠亮選手のクロスを李選手がシュートを放つもクロスバーに直撃、鈴木選手から楔のパスが李選手へと入り、李選手からスルーパスを受けた石原選手のシュートはコースが甘く、西川選手の正面とチャンスを生かせずにいた。

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ビブなし組の攻撃に対しビブ組は、両ワイドが下がり気味となり5DFで守るシーンもあったが、攻守の切り替えが早く、また前線3選手の距離間が非常に良く、ズラタン選手が縦パスをキープして興梠選手へ、興梠選手のグランダーのクロスに合わせた武藤選手のシュートは、決まったと思いきやクロスバーに直撃とビブ組もチャンスを生かせない時間帯が続いた。

そして、ラストゴールがなかなか決まらない中で阿部選手から興梠選手へ楔のパスが通り、興梠選手のグランダーのクロスに柏木選手がきっちりと合わせて、約1時間半の練習が終了した。

今日のミニゲームでは、ビブ組でワントップを務めたズラタン選手とシャドーの興梠慎三選手、武藤雄樹選手の距離間が良くコンビネーションも良かった。

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昨日、フィジカルトレーニングが午前中行なわれた後に、急遽2部練習となった。そして、今日は午前練習のみであったが、午後から選手たちはFC東京戦に向けてのミーティングが行なわれた。残り3試合、悔いが残らないように万全な態勢の下で試合に挑んで行く。

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