【無料記事/河合貴子の大原なう】ボランチ起用の岡本「ただ一生懸命だった」<岡本コメントあり>(2015/12/17)
今日のイチオシ!!「岡本拓也」
今日のイチオシは、ビブなし組でボランチのポジションを任された岡本拓也選手である。攻守に渡り豊富な運動量を見せ付けていた。「働き蜂」のようにピッチを動き周り、シャドーやワントップが作ったスペースに飛び出し前線に顔を出したと思いきや、DFラインまで下がり守備をする。その動きは、ルーキー時代の鈴木啓太選手のような感じであった。
練習後、岡本選手は「ボランチは、訳が分からなかった。自分がどこに立っているか、分からない。ただ、相手を潰して、前々を意識してやった。やったことがないから、分からなかったけど、ただ一生懸命だった」と話した。
しかし、動きが分からないなりに「守備は、上手く整理して那須さんも声を掛けてくれて動けた。陽介君のケアを那須さんに言われていたけど、上手く外されたシーンもあった。ビルドアップがいつもと違うが、ボールを奪った後がチャンスなので、しっかりと前に付けて出て行くことを意識した。無駄な動きも多かった。もう少し、整理して少ない動きで効率的な動きが出来ると思う」と笑顔を見せた。
まだまだ慣れないボランチだが、豊富な運動量で攻撃の芽を摘み、前に仕掛ける岡本選手を見ていて、今後に期待したい。
余談であるが、岡本選手の取材が始まる前に記者に囲まれた岡本選手を「僕も一緒に話しを聞きます」と取材陣の輪の中に入って来たのは、武藤雄樹選手であった。
即席の武藤記者が「現在のコンディションは、どうですか?」などと岡本選手に質問を投げかけるシーンがあった。岡本選手は、武藤記者の質問にも丁寧に答えを返し、「武藤選手に付いては、どう思いますか?」の質問に岡本選手が「武藤選手は、ノリが良い。上に媚びるのも上手いし、下を引き付ける。ベストパフォーマンスです」と答えると満足そうな笑みを武藤選手は浮かべて、即席の武藤記者は終了した。
岡本選手は「サービス精神がありますよね~」とお茶目な一面を見せた武藤選手に感心していた。