浦和フットボール通信

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浦和レッズOBマッチレポート

フィールド部分が改修された浦和駒場スタジアムのリニューアル記念イベントとして、浦和駒場スタジアムにて、浦和レッズOB戦が7月15日(日)に開催された。清水勇人さいたま市長は「浦和駒場スタジアムは市民の皆さんにとっても思い出深い場所。これからも皆さまに親しまれるスタジアムとして発展させていきたいと思っています」と挨拶した。

試合前に行われた「引退セレモニー」では、都築龍太さん、西村卓朗さん、南祐三さん、千島徹さん、三上卓哉さんの5人がピッチに登場し、それぞれ感謝の言葉を述べた。芸能人チーム「ザ・ミイラ」と浦和レッズOBによるスペシャルマッチは、6282人のサポーターが集まった中で、40人を越えるOBが、前半2チーム、後半2チームに分かれてメンバーの入れ替えを行いながら対戦をした。試合は、福田正博さんが先制ゴールを決めると、福永泰さん、佐藤慶明さん、池田伸康さん、水内猛さん、セルヒオ・エスクデロさんなどがゴールをして9-2で浦和レッズOBチームが圧勝した。

試合後には、土田尚史 浦和レッズOB会会長が、OB会設立の発表と挨拶をした。「今日はこれだけたくさんの皆さんにお越しいただき、本当にうれしく思います。浦和レッズのOBだということを誇りに思い、責任を感じながら、浦和レッズのために、ファン・サポーターの皆さんのために、そしてこの街、さいたま、浦和のために様々な活動をしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします」。
さらにギド・ブッフバルトさんも「今回はご招待を受けて非常にうれしかったです。NOという理由は一つもなかったので、私はここに来ました。浦和レッズのような素晴らしいクラブは皆さんのような素晴らしいサポーターがいて初めて、できたと思っています。私たちは選手として、OBとして、これからも浦和レッズのために頑張っていきたいと思っています。そしてそのためには皆さんの力が必要です。試合には勝ったり負けたりすることはあると思いますが、皆さんの心は浦和レッズにとどまってほしいと思っています」と述べた。

思い出深き駒場スタジアムで、懐かしいレッズのOB選手達がプレーする姿は、なんとも心地よい時間だった。歴史を感じながら、歩みを進めるのフットボールの愉しみを大いに感じることが出来るイベントだった。今後も継続して続けていくそうなので、今後もクラブの歴史を感じる機会になってほしいと思う。

試合後選手コメント
ギド・ブッフバルトさん(DF 1994-1997所属)

Q. 今日の試合の感想をお聞かせ下さい。
こんなに多くのサポーターの前で、昔の仲間たちとプレーが出来て楽しかったです。これだけ多くの人の前でプレーするのは楽しいですね。

Q.久しぶりに会った仲間たちとは、どんな話をされたのでしょうか。
昔の仲間とは見かけも変わっているので、その変化についても話をしましたし、1994年に私がレッズに初めて試合に出たのが、ここ駒場でしたので、その思い出について話をしました。

Q.ギドがこの駒場で一番思い出に残っていることはなんでしょうか。
選手としての思い出なのですが、色々な思い出があります。駒場でのお別れの際に白馬を用意してくれたことが、多くの思い出深い中でも一番印象に残っています。

Q.ギドさんにとって、レッズでのプレーはどんな時間だったのでしょうか。
浦和レッズの選手時代は私の中でも終盤の選手時代でした。ドイツでは多くの経験を出来ましたし、多くのものを勝ち取ってきました。そして新たな選手生活として浦和に来たわけですが、ここでは本当に思い出深いことが多いです。私は浦和レッズでの生活が忘れることができません。本当に多くのことを学ぶことができました。

Q. レッズサポーターの皆さんに向けてメッセージをお願いします。
レッズサポーターの皆さんには一言では語り尽くせないですけど、浦和レッズは、最初は非常に弱く、厳しい状態でした。そんな時からサポーターは常に浦和レッズを応援してくれましたし、ともに歩んでくれました。そしてその後、浦和レッズはタイトルを獲るまでに成長をしました。それはサポーターの皆さんのおかげだと思っています。ここ数年はまた成績が良くないですが、サポーターの皆さんへのお願いは、浦和レッズを愛し続けて欲しいということ。そして一緒に前に向かって歩いて行って欲しいと思います。

三上卓哉さん(DF 2002―2004所属)

 今日のOB戦の時間は、本当に幸せでした。多くの方々に試合を見て頂いて、自分達も楽しめました。駒場の思い出は、自分も浦和出身で小さい頃からやっていますし、プロになってからも天皇杯で初めてプレーしたのが駒場だったので、思い出深いスタジアムです。

福永泰さん(MF 1995-2001所属)

 このような機会は自分だけで作れるものではないので、周りの人達の協力に感謝します。福田さんとか広瀬さんとか、堀さんとかギドとか、昔一緒にプレーをしていた人たちとのプレーだったので、分かってるなあという場面が多かったです。アイコンタクトといいますけど、本当にそれが実感できる状態でプレーができました。ピッチ外でも昔話に花が咲いて楽しい時間を過ごさせてもらいました。これだけ多くのサポーターの皆さんの前で良いピッチでプレーが出来て幸せでしたね。
選手引退をしてからは、レッズに対しては、周辺からのサポートが出来ればやりたいと思いますし、このような機会でも喜んでくれる人がいるのであれば協力をしていきたいです。OBのみんなは、時間が経過すると体力は落ちてくるかと思いますけど、気持ちだけは強く持っていますし、何かをしたいという気持ちをロッカーにいても感じましたので、みんなで何か出来ることがあれば良いと思います。この浦和レッズOB会はどんどん増えていく組織になると思いますから、より大きなことが出来る可能性があると思いますし、埼玉、浦和を盛り上げる意味で、出来ることをやっていきたいと思います。

Q.福永さんは、現在は青山大学で指導をされているわけですが、指導者となってみてプレーをすると見えてくるものというものはあるのでしょうか。

いつも選手たちに伝えていることを実戦の中で自分自身がそうだよなと感じる部分がありますね。例えば周りが見えていない状況で無理にやるとボールを失う場面が多いよと言うと、実際にそういう場面が多いですし、勝負できる所はどんどん仕掛けていかないとサッカー自体が面白くならないとか。色々な部分で、自分もプレーをしながら、確認をして、より指導に対してリアリティを持てると思っていますし、今の指導現場に還元できるようにという気持ちでやっています。僕は先のことを順序立てて設計するタイプではないので、今自分ができることを思いっきりぶつけてみて、自分の力をそこで図って、足りない所があれば得なければいけないですし、違うところにチャレンジしたいという気持ちになったりするのかもしれません。今は大学での指導が楽しく出来ているので、結果を出したい、成功したいという気持ちも持っていますので、大学でどういう結果が出るかで先も見えてくるのかなと思います。

阿部敏之さん(MF 2000-2002所属)


最近は運動すらしていなかったので辛かったです。さらに3週間くらい前は腰を痛めて寝込んでいたくらいだったので、ようやくプレーが出来る状態で出来てよかったです。これだけのOBが集まったのは凄いことですね。こういう機会を機にまた違った取り組みもOB会で出来れば良いと思いますね。現在は、名古屋経済大学での指導を行なっていて、今は一年を通して学生を募集している段階なので、来年まで練習をしないので、自分自身がボールを蹴る機会もないです。浦和レッズも20周年で、浮き沈みは激しかったですね。常に周りが気になるようなチームであってくれたら良いなと思います。今は名古屋経済大学で指導を始めたので、何年後になるか分かりませんが、レッズに良い選手を送り込めるような状況になれば恩返しになると思うので、待って頂ければと思います。

写真集

池田伸康さんのゴールが決まり、水内さんと懐かしのキャイ~ンポーズ

森孝慈さんの写真もベンチで観戦。

さすがミスターレッズ福田正博さんのゴール。

ザ・ミイラの最終ラインは俳優の向井理さん。福永さんとのマッチアップを制した。

最初は拒むも、無理やり、胴上げされる都築さん

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